「最近使ったメディア」を非表示にする設定項目はない
動画の再生履歴を表示するのは本当に勘弁してほしいですよね。Windows 11に入っているメディアプレーヤーを起動してみると、案の定、見出しの画像のとおり「ホーム」画面に堂々と「最近使ったメディア」が表示されています。しかも、ご丁寧にサムネイル画像付きで。本当に余計なお世話機能です。
この手の動画再生ソフトでまずすべきことは、再生履歴を残さないよう設定変更することです。しかし、メディアプレーヤーを隅から隅まで探しても、再生履歴を残さない(非表示にする)設定項目は見つかりませんでした。
というわけで、次のとおり無理やり実現するしかありませんでした。
「最近使ったメディア」を非表示にする方法
- メディアプレーヤーを開く。
- 「ホーム」画面の「最近使ったメディア」に表示されている再生履歴をすべて削除する。
- エクスプローラーで
%localappdata%\Packages\Microsoft.ZuneMusic_8wekyb3d8bbwe\LocalState
フォルダを開く。(上の行をコピーして貼り付けてください。) - ファイル「MediaPlayer.db-wal」を右クリック→「プロパティ」→「読み取り専用」にチェックする。
これで次の画像のとおり、再生履歴は残らなくなります。なお、「読み取り専用」のチェックを外せば元に戻ります。
まだ終わらんよ!「再生キュー」の恐怖
「最近使ったメディア」を非表示にしただけで安心してはいけません。試しに、Windowsの「スタート」メニュー→「すべてのアプリ」から、「メディア プレーヤー」を選択して起動してみてください。なんと、次の画像のとおり前回起動時に再生した動画が「再生キュー」に残っているではありませんか!
しかも、その動画ファイルが既に削除されている場合、ご丁寧にメディアプレーヤー起動時にポップアップエラーが表示されます。勘弁してください。
なお、動画ファイルをダブルクリックしてメディアプレーヤーを起動した場合は、「再生キュー」は起動時に一旦クリアされ、ダブルクリックした動画ファイルが改めて登録されるため、前回起動時の「再生キュー」の内容は残っていません。逆に言えば、再生する動画を指定しない形でメディアプレーヤーを起動すると、前回起動時の「再生キュー」はそのまま残っています。
例によって、メディアプレーヤー終了時に「再生キュー」を自動でクリアするような設定項目は見つかりませんでした。
というわけで、これについても次のとおり無理やり実現するしかありませんでした。
「再生キュー」を次回起動時にまで持ち越さないようにする方法
- メディアプレーヤーを開く。
- 「再生キュー」画面に表示されているメディア一覧をクリアする。
- エクスプローラーで
%localappdata%\Packages\Microsoft.ZuneMusic_8wekyb3d8bbwe\LocalState
フォルダを開く。(上の行をコピーして貼り付けてください。) - ファイル「AppState.json」を右クリック→「プロパティ」→「読み取り専用」にチェックする。
これで「再生キュー」は次回起動時にまで持ち越されないようになります。
なお、メディアプレーヤー起動中は通常通り「再生キュー」は機能するようです。また、「読み取り専用」のチェックを外せば元に戻ります。
「最近使ったメディア」と「再生キュー」の脅威を除去し、安心して思う存分動画ライフを楽しんでください。